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今後の人生に必要になるミニマリストスキル7選

今後の人生に必要になるミニマリストスキル7選

「あなたにはどんなスキルがありますか?」

そう問われると、なんというか身構えてしまう。就職の面接なのかというような感じで。おそらく大体の人は、これまでやってきた仕事を頭の中でパッと連想するだろう。僕の場合だと調理、Web広告、プログラミングであるが。

しかしスキルというのは、仕事で使えるものだけではない。後天的に獲得した、特定の技術や能力のことが全てスキルになる。

ここで、「今後生きる上で必要なスキルは何か」という問いを立ててみたい。不確実で予想が困難なこれからの時代、どんなスキルを身につけよう?マネースキルだろうか?いや、AIスキルか?

僕の答えはミニマリストスキルである。

たとえミニマリストでなくても、必要になってくる。ちなみに「ほとんどの物を捨てて、質素に生きろ!」ということではないので安心して欲しい。このスキルの良いところは、専門的なスキルと違い、意識さえすれば誰でも簡単に身につけられてすぐに実践できるということだ。

「ミニマリズムはツールである」といつも言っているが、ツールでありスキルでもある。人生の所々で自然とミニマリズムが活きてくるような、そんな感じだ。これを身につけることで、ドラクエでいう、常にマジックバリアが張られている状態。つまり予測不可能な時代から身を守れるようになるチート行為とも言える。それでは早速、紹介していこう。

ミニマリストスキル1:忙しい日常でも自分を見失わないこと

日常はとにかくやること多くて忙しい。毎日行うことような家事、仕事、イレギュラーな予定などがどんどん入って、常に焦らせてくる。毎日を過ごすというより、こなすようになり、その状況を客観視できず、最終的には自分を見失ってしまう。自分も実際に経験があるから分かるが、「自分が何をしたくて、何をすべきで、何が必要なのか」ということさえ考える時間がないのだ。

このような忙しい日常でも自分を保つ方法はミニマリズムにある。

やること・やるべきことが多すぎるなら、まず「やらないこと」を決める。決めたらそれを手放す。辞められないのであれば手を抜く。重要なのは「これだけは譲れない、絶対にやりたい」という自分の軸を持つことだ。軸さえブレなければ、忙しさの中でも自分を見失わない。

僕の場合はどれだけ忙しくなろうと、毎日のワークアウトや趣味(執筆や開発など)の時間は削らない。もし削らなくてはいけない状況であれば仕事を減らし、予定をキャンセルするだろう。

忙しさを理由に、自分を手放しては行けない。手放すべきは「やるべきではないこと」だ。

ミニマリストスキル2:本当に欲しいものを見抜く力

消費については何度も触れているが、普通に生きているだけではムダな物、つまり自分にとって不必要なものまで買ったりしてしまう。

SNSも相まって、僕たちは常に消費社会の顧客として晒されている。今後もさらに消費を煽ってくるだろう。だからこそ、自分に必要なものを見抜く力が必須なのだ。

この力はすぐにつくわけではなく、ゆっくりと積み上げていくものである。後悔するようなムダな買い物も練習と捉えればいい。ちょうど今、引越しで不用品を手放しまくっており「なぜこれを買ったのか…」と自分を責めている。なんなら1度手放したのに再び買うこともある。僕もそんな感じである。

デジタルデトックスとか欲しいものリストは無駄な購入を防ぐのに効果的だが、それは上部だけのテクニックにすぎない。小さな消費から、大きな消費まで自分の頭で考え、失敗もしながら試行錯誤することがスキルにつながるのだ。

ミニマリストスキル3:不測の事態に適応する力

世の中は予測できないことの方が多い。物価高や賃金、治安、政治、気候や天災など。自分ではコントロールできない領域の方が多い。毎日頑張っていたとしても不測の事態は起きる。だから、事態が起きてからではなく普段の生活を適応していく、ミニマルにしておくことが大事だ。

普段の食事をシンプルにしておけば食品の値段が高騰しても問題ないし、生活レベルを上げずにしておけばもし賃金が下がったとしても幸せに暮らせる。ネガティブな情報を断つことで、精神的に病むことを防げる。

生活のあらゆる箇所をミニマルにしておけば、いざという時に守ってくれるのだ。

ミニマリストスキル4:時間とエネルギーを資産として扱うこと

全ての人間に平等に与えられているもの…それは時間とエネルギーである。この2つをどう使うかによって人生は良くも悪くも変わってしまう。お金は増やせるが、時間は1日24時間から増やせない。エネルギーは回復できるが、使い方を間違えれば枯渇する。

だから、最も大事な無形資産として扱うことが大事だ。自分でムダにしないことはもちろん、時間・エネルギーを奪うものから距離を置くことも必須になってくる。例えば、SNSを意味もなく眺める時間、やりたくない仕事、付き合いだけの飲み会。これらは確実にあなたの資産を奪っている。特にミニマリズムを生活に取り入れ、物やノイズが少なくなってくると、より時間とエネルギーの大切さに気づくことができる。

部屋の物が減れば探し物の時間が消える。予定を減らせば移動時間が減る。スマホの通知をオフにすれば集中力が途切れない。こうして生まれた余白が、本当にやりたいことに使える資産になる。

身の回りはミニマルにしつつ、無形資産を大事に活用していくことが重要だ。

ミニマリストスキル5:生産性至上主義から抜け出すこと

「常に生産的に、常に目的を持て」

これが世間からの無言圧でもある。確かに、目的意識を持たなければ何も達成できず終わってしまう。だから目的は重要というのも分かる。しかし普段から目的意識を持って生産的に活動している人こそ、たまにはそれを捨てても良いのでは?とも思う。

例えば瞑想。パフォーマンス向上やメンタリティ改善のために取り入れるのが主流だと思うが、あえて目的をなくしてみてはどうか。瞑想したいから瞑想する。「パフォーマンス向上の為の瞑想は本当の瞑想ではない」と言われるのも何となくわかる気がする。子供が目的を持たずにオモチャで遊ぶように、大人もそういう時間が大事なんじゃないかと。

最近でいうと僕は週に1回、意味もなく映画を見ている。映画を見ることに自体に集中している。そんな感じで、ふらっと意味もなく散歩するのでもいいし目的にとらわれない視点が大事だと感じる。

ただし「なんとなくスマホを見る」とは根本的に違うことを理解してほしい。

ミニマリストスキル6:自分らしさを優先すること

「もっと自分らしく生きた方がいいよ」と説教のように言われたことが過去にある。当時はよくわからん!という感じだったが、今の僕の解釈では「自分に集中して生きる」ということだと思っている。

「もっと自分らしく生きた方がいいんじゃない?」と思う人は、なんというか自分にピントが合ってない状態に見える。他人や世間にピントが合っていて、自分に対してはぼやけてしまっている。そこを無理矢理でも自分に合わせていくことで、自分らしさが出てくるというか。もっとわがままになっていいんじゃないかと。

ミニマリズムを実践する上では、自分に集中しないと不要なものが見えてこないということもある。自分は何が好きで、何が嫌いで…自分はどんな人間か?実は自己分析ができていないとミニマリズムというのは結構難しい。必要なものまで手放してしまう危険性があるからだ。

だからまずは自己分析することを推奨する。就活みたいに堅苦しいものではなく、自分の好みや性格・感情など殴り書きでメモに書き出すぐらいでOK。

自分との対話ができていれば、もうそれは自分らしさを優先している状態になる。

ミニマリストスキル7:選択を減らすこと

「決断疲れ・選択疲れ」と日本では一般的に言われるようになったが、実は2000年代後半から2010年代初頭にかけて心理学的な概念としての「決断疲労」が提唱され始めた。スマホの普及とともに、決断疲れという言葉が一般的になってきたことも面白い。

人間は選択肢が多ければいいと思いがちだが実は逆で、混乱して何も選べなかったり、本来選びたいものではないものを選んでしまうという弊害がある。例えば定食屋に入って、20種類から選ぶのと3種類から選ぶのでは、明らかに3種類から選ぶ方が簡単である。さらに毎日の決断疲労が積み重なることで、選択を間違ってはいけない時に判断ミスをしてしまうという罠にハマってしまうのだ。

かといって、選択肢を何でもかんでも減らせばいいかということではない。収入や職業の選択肢は複数に分散した方がいいし、読む本のジャンルを固定するのもよくない。

要は疲れの原因になるような悪い選択肢は減らし、可能性が広がるような選択肢は広げることが重要である。自分にとって不要な選択は下記の通り。

・今日着る服を選ぶこと

・食事メニューを選ぶこと

・消耗品を選ぶこと

・タスクをいつやるか選ぶこと

・残すか手放すか選ぶこと

これらの選択を捨てることで、明らかに疲れが減った。その余ったリソースを重要な選択に使うこともできている実感がある。

混沌を生き抜く武器

ミニマリストスキルは、特別な才能や資格が必要なわけではない。 意識を変え、少しずつ実践していけば誰でも身につけられる。 そして一度身につければ、人生のあらゆる場面で自分を守ってくれる。 荒れ狂う海を渡るための、最強の武器だ。

これらのスキルを駆使して、長い航海を乗り切ろう。