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ミニマリズムを実践して私が学んだ10のこと

ミニマリズムを実践して私が学んだ10のこと

こんにちはTaroです。

必要なものだけで暮らしながら、アプリ開発したり、文章書いたり、動画を作ったり、創作活動を行なっています。

私はミニマリズムに出会ってから、いいことも悪いことも経験しました。 今回は、その中で学んだこと10選を紹介します。

「単純に物を少なくすればいい」と思っている方は、最後まで見ていただくと新たな発見があるはず。

1. 「買う幸せ」には賞味期限がある

最近買ったもので、今でもワクワクしているものってありますか?おそらくそこまで多くないと思います。

人間の脳は、どんなに嬉しい刺激でもだいたい数週間で「普通」に慣れるようにできている。新しいガジェットを開封した瞬間のあの高揚感、1ヶ月後にはほぼゼロ。期限があるということです。

だから買う時の高揚感を重視するのではなく、長く使える前提で、本当に愛せるものを買うこと。これが簡単なようで難しい。

過去動画でも言ってますが、欲しい物リストをつけることが大事です。

あと、賞味期限のない幸福という観点でいうと、思い出と創作です。これらは持続しやすい。

「記憶の配当」とも言われるくらい長く幸福感をくれます。旅行先の思い出とか、若い頃の思い出、あとは苦しかった出来事も終わってみればいい思い出になることもありますよね。

あとは創作もです。なにかを作ることで幸せになれる。作っていうのは人間の本能だと思うんですよ。ホモサピエンスはつくることで発展してきましたし。

買うという消費に幸せを見出すのではなく、物の所持や思い出、創作で長く幸福感を味わうことを学びました。

2. ミニマリズムは「呪い」にもなる

私自身、ミニマリズムというツールを使う上で失敗した経験があります。趣味がウェイトトレーニングなんですが、「極限まで必要なものだけに絞ろう」と思って、トレーニング用の道具をかなり手放したんですよ。

結果どうなったか。

トレーニングの質が下がり、モチベーションも下がり、生活全体の満足度がガクッと落ちました。ミニマリズムのために始めたはずなのに、ミニマリズムに幸せを奪われた。本末転倒です。

彫刻に例えるとわかりやすい。彫刻って、余分な部分を削って美しい形を浮かび上がらせる芸術です。でも必要な箇所まで削りすぎたら、形が成り立たなくなる。鼻を削りすぎたら、それはもう顔じゃないのと一緒で。

これはミニマリズム熟練者ほどハマりやすい罠です。「減らすこと」自体が目的になった瞬間、ミニマリズムは哲学から呪いに変わります。

なので何かを手放すときは「これは本当に"不要"なのか、"ミニマリストの自分"が不要だと言いたいだけなのか」と問いかけてみてください。

3. 物事に集中できる

過去の動画でも話していますが、現代は情報とモノが多すぎます。それが集中力を奪っている根源なんです。だから物事に集中したいなら、不要なものは全て手放すということ。

この手放す動作にも集中力を使うので、集中力を鍛えるという意味でも効果を発揮します。

私は未経験でエンジニアを目指すため、集中する必要がありました。

そこで、余計な情報を断ち、不要な物を手放したことで、必要な行動だけを行うことに集中でき、結果的に転職を成功させることができました。

勉強、筋トレ、読書しかしてなかったですね。それくらい集中していた。

何かを得る引き換えに、何かを手放さなければならない。まさにトレードオフだと思っていて、集中力と不要な情報はどちらかを捨てなければならないと思っています。

何かやりたいこと、やらなければならないことがある場合はすぐに手をつけるのではなく、余計なものを手放して一回クリーンな状態にしてから始めることを学びました。

4. 部屋は、自分の「延長」でもある

「部屋が散らかっている人は、頭の中も散らかっている」よく聞く話ですよね。でもなぜそうなるのか説明できる人は少ない。

車酔いってありますよね。私はすぐ酔うタイプでして。ただ助手席とか後ろの席では気持ち悪くなるのに、自分が運転しているときは平気。

これはなぜか?実は運転しているとき、脳は車を「自分の身体の一部」として処理できて動きを予測できるからです。ハンドルもアクセルも、自分の手足の延長になるってことですね。

部屋でも同じことが起きています。

毎日過ごす空間を、脳は徐々に「自分の一部」として取り込んでいく。だから部屋が散らかると心もざわつくし、部屋を整えると心も静かになる。脳の「身体所有感覚」という仕組みで説明がつきます。

つまり、部屋を整えるという行為はただの掃除ではなく、自分の頭の中を掃除、クリーンにしているということが分かります。

頭の中がモヤモヤする感覚になっている人は、まず家の中、部屋を綺麗にすると解消されるのでやってみてください。

5. 自分のミニマルテンプレートを作る大事さ

何もない白い空間に、ポツンと床に座り、プロジェクターで映像を投影した部屋。毎日同じ服。

これが日本でいう「ミニマリスト」という代表テンプレートだと思いますが、これはあくまで人のテンプレートです。サードパーティープラグインという感じです。

だから、憧れてミニマリストを目指す=「ミニマリストはこういう部屋でこういう生活」みたいにカテゴライズするのではなく、好きなとこだけつまむ感覚でいいと。

例えば、赤い部屋で黄色い服しか持ってない人がいても面白いですし。

私の場合、開発を毎日するのでウルトラワイドモニターを使用しています。大体のミニマリストはそんなの必要ないと思うでしょう。しかし自分としては必須なのです。

他の人のいいなと思った所、機能は取り入れつつ、自分のテンプレートを作ることが大事だと感じます。

6. 幸せは、半径1メートルにある

20代の頃、私はずっと「遠くにあるもの」を追いかけていました。もっとお金が欲しい、もっと遊びたい、もっと認められたい。まるでハムスターのホイールを回されているような感覚になり、けど実際にどうすればいいのかわからない。

生活習慣はボロボロで、部屋はものが散乱している。幸福感がないんです。

しかしモノを減らし始めてからは、早起きして目に入る朝日や一杯のコーヒー。単純で特別でもないのに、「満たされてる」と心から感じました。

確かに未来の成功や、他人からの評価を追いかけるのは重要です。

ただ、実際に幸せを1番感じられるのは、未来でも過去でもなく「今この瞬間」を生きている自分。

ミニマリズムはこの感覚を研ぎ澄ませてくれます。余計なモノや情報が減ることで、意識が自然と「今」に戻る。目の前の小さな幸せに気づけるようになる。半径1メートルの世界が急に豊かになる。

未来を追いかけすぎるのをやめたら、足元で「そこにあったのか!」と大事なものを見つけたという感覚です。

7. 1度減らすだけでは、綺麗にならない

「モノを減らせば、ずっと綺麗なまま」これは幻想です。

どれだけ断捨離しても、仕組みがなければまた散らかってしまうんですよね。そこで常に綺麗にするシステムを設計することが大事です。

散らかるのを防ぐには

・物を増やさない
・物の配置を決める
・定期的に見直す

これを自動で行えるようにしなければなりません。欲しいものリストをつけてよく吟味する、物の配置がしやすいように一箇所に集める、週1回断捨離検討する時間を設ける、など多数テクニックはあります。

奮発して断捨離したけど、またものが増えたという方は、これらを意識するだけで家や持ち物が散らかりにくくなるでしょう。

ミニマリズムはシステム設計と似ていると感じています。一度設計してしまえば、あとは微調整だけでずーっと運用できる。

8. 「目利き力」が、人生にインストールされる

ミニマリズムを取り入れ続けていると、「目利き力」というスキルが手に入ります。

以前の私は、街や雑誌、SNSなどで色々な洋服を見るとすぐに「欲しい!」となってました。そして買っても買ってもさらに欲しくなる。昔買ったものは忘れ去られ、ゴミ箱行き。

選択肢が多すぎると人間は選べなくなって、選んでも満足できなくなる。「選択のパラドックス」という状態です。

そしてミニマリズムを取り入れ、必要なモノの選択を何百回と繰り返していくうちに、本当に自分に合うもの、長く使うなというものが感覚的に分かるようになります。「これは買って満足できるな」とか「これ買っても結局売ることになりそうだな」とか。

面白いのが、この目利き力って買い物だけに限った話ではないということ。

仕事、人間関係、時間の使い方、人生のあらゆる選択に使えるスキルなんです。以前はイエスマンだった自分が「これは本当に自分が行きたい場所か?」と自然に問えるようになった。

ミニマリズムはモノを減らすトレーニングのように見えて、実は「選択のクオリティ」を上げるトレーニングでもあるということです。

9. 物をへらしても、執着・依存は消えない

ミニマリストは物への執着はなくなっても承認欲求は消えない

ってよく言われますが、物への執着も消えてないんですよ。むしろ、少ないからこそそこに執着というか、依存してるんですよね。

その少ない物さえなくなったら生きれないですから。

私とか持ち物リストとかこだわってつけてますけど、完全に依存ですよ。

まぁ物に依存するのが人間ぽくていいじゃないですか。

ミニマリズムは、少し気持ちを軽くする為とか何か新しいスタートを切りやすく為とか、そういった際のツールだと考えています。

「物を少なくしてミニマリストになる」という目的化をしても執着は消えないと考えています。

10. ミニマリズムは「山道」である

最後に、一番大事な話をします。

昔の私はミニマリズムにはゴールがあると思っていました。「物を極限まで少なくすれば完了」だと。でも実際はゴールなんてないです。

モノを減らす時期もあれば、新しく加える時期もある。生活が変われば、理想の暮らしも変わる。ライフステージが変われば持ち物が変わる。これは当然です。環境が変わっているのに無理にミニマリズムを突き詰めると確実に支障が出ます。

だから、終わりがない山道みたいなものだと捉えています。山もあれば谷もある。先は歩いてみないと分からない。ただ、歩き続けることに意味がある。

さっき話したように、削りすぎて失敗することもある。でも、その失敗も含めて「道」なだと思います。削りすぎたら、また足せばいいじゃないですか。形が崩れたら新しい形を見つければいいんじゃないかと。

おわりに

もし今「ミニマリズムが行きすぎてるな」とか「自分のスタイルに疑問を感じている」なら、一度立ち止まって考えるタイミングなのかもしれません。

ミニマリズムは呪いにもなるし、道にもなる。「ただのエゴになってないか?」と問いかけてみてください。

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