生活をシンプルにするためにやめた9つのこと
人生を今よりもより良く、より快適に、そしてより幸せに生きたいと思うとき、僕たちは「足すこと」を重視します。
もっとツールを。
もっと情報を。
もっとモノを。
もっと効率を。
しかし実際、どれだけ足しても満足することはありませんでした。むしろ、複雑さが増していくだけだったんです。
本当の変化は、何を加えるかではなくて「何をやめるか」という引き算から生まれるということに30歳を過ぎてから気づきました。
とはいえ人間は「便利そうなもの」や「周りがやっていること」にすぐ飛びついてしまう習性があります。
これは漠然と「何かが不足している」と思い込んでいて、それを無意識に埋めようとする本能的なものだからです。また、足し算には終わりがないということも注意しておかなければなりません。どれだけ追加したとしても、いずれは慣れて「もっと」を求めるようになる。
そこで今回は、僕が人生をシンプルにするために「やめたこと」を共有します。
削ることで、自分の軸・優先順位がハッキリ浮かび上がってくる感覚を得られます。
1. 期待すること
何事も、期待することをやめました。あえて期待しないことで、ハードルが低くなり、小さな事でも喜ぶことができます。
「満足度は『結果−期待値』で決まります。例えば、何も期待せずにフラッと入った飲食店がめちゃくちゃ良かった時、大満足します。でも逆に、高評価レビューを見て期待値MAXで入った店が『まあまあ』だったとき、がっかりしますよね。
結果は同じでも、期待値次第で満足度は真逆になるのが面白い。
ミニマリストは期待値のコントロールが上手いです。少ないもので満足できるし、予想を超える体験に出会ったとき、普通の人より何倍も幸せを感じられる。
「期待しない」というマインドだけで生きるのがグッと楽になります。
2. 朝イチでスマホチェックすること
朝目覚めたら、枕元のスマホをチェックする。これをやめました。
朝一にスマホを見ると、仕事やプライベートの連絡が溜まってるんですよね。それを見るとなんか急かされている感じというか、ソワソワしてしまう。それを誤魔化すかのように、SNSをダラダラみる悪循環。このような生活をしていました。
しかし今では、シャワーに入って、コーヒーを入れて少しゆっくりしてからスマホをチェックするようになりました。
こうすることで、自分のセーフゾーンを引き、心を穏やかに保つことができます。スマホに邪魔されない戦略の一つです。
3. 生産的であろうとすること
世の生産性向上アドバイスは「いかに多くのことを成し遂げるか」に焦点を当てます。しかし、何が良い人生を作るのかという問いにはほとんど触れません。
死ぬ間際に「もっと働けばよかった」「もっと生産的になれば良かった」と言う人はいないと思います。生産性コンテンツはそういう本質的な問いを扱わないということ。
「もっと効率的に、もっと生産的に」を追い求めすぎると人間らしさが減る気がしています。今後はむしろ、効率性・生産性はAIにどんどん代わられて人間らしさが重要になってくるのではとも思っています。
もちろん目標を持つことは大切ですが、何を達成するかより「どう生きるか」の方が重要だと感じます。
4. トレンドを追うこと
トレンドは結局誰かが作ったものです。洋服であれば仕掛け人がいます。流行りというのは流れるという字の如く、必ず去るものです。必ず去る事がわかっているものを追いかけることがバカげていると気づきました。
そしてトレンドを意識していたとしても、周りはそれほどみていません。完全な自己満足ならいいですが、その姿などをSNSにアップしていたら仮の承認欲求を満たしているだけでしょう。
それよりも、「自分がいいと思ったものだけ持つ」ことの方が潔いというか、カッコいい。
時代に反しているような格好をしている人をたまに見かけますが、僕は好きですね。粋だとも思います。
「自分」というブランドを構築する気持ちで、周りを気にせず自分を確立していきましょう。
5. 後回しにすること
「あとでやればいいや」という選択が、物事を複雑にします。後回しにした瞬間、脳内の「やらないといけないことリスト」に追加され、手をつけるまでメモリを食い続けます。
なぜか追われている感じがするという現象は、このことにも原因があると思っています。
だから僕は、何かが発生したらすぐにその場で対処するようにしています。あとは常に先回りで行動をして余白を作ること。
引越しを控えているのでその話をすると、家を探し始めると同時に不用品整理を行い、引越し1ヶ月前にはもうすでに8割荷造りが終わっている状態です。
何事も、直前でバタバタすると精神的にも不安定になりますし、いつもやっているルーティーンができなくなったりと支障が出やすい。
だからこそ後回しにせず、すぐにやる癖を定着させました。
まあ、たまに先走りすぎて妻からは『デンジャラス』と言われるのですが…
6. スマホを趣味として使うこと
スマホはただの受動的消費マシンです。趣味ではありません。趣味とは挑戦を与えてくれ、スキルを構築し、何かを創造させるものだと思います。
スワイプの速さを競うゲームなどがあれば、それは趣味になり得ますが、スマホをいじること自体は趣味にはなりません。
過去に自分はソファに座り、スマホを2時間触るということをやっていた時期がありました。正直、虚無感しか残らないですし、貴重な時間を浪費しているだけです。
この悪習慣を辞めたことで、無駄が減り、生活自体がシンプルになりました。
7. 給料を全部使うこと
飲食店時代は給与が少なく、カツカツの生活でした。仕事のストレスもあってか、給与が入ると欲しいものに全て注ぎ込んでしまう状態。自炊も面倒なのでほぼ外食、夜しか帰らないのに無駄に広い家を借りてました。今より高い家賃の所に住んでましたからね。
「頑張って働いているんだから、使わないと損でしょ」と思っていたことも大きいです。
しかしお金の勉強をするようになって、投資の知識もついてくると同時に使い方もガラリと変わっていきました。
「自分へのご褒美」というのはその買い物を正当化したいだけの言い訳です。まず現実を見ましょう。
今は少ないお金で満足できますし、当時より何十倍も精神的余裕があります。
8. 毎日ニュースをチェックすること
ニュースを毎日見るということは、恐怖と不安を自分の中で育てる行為だと思っています。社会に関心を持つことは大事なのですが、ネガティブな情報は一切必要ないと考えています。
ただ見てるだけなのに、心の中に不平不満・恐怖不安がゆっくりと形成されていく感覚がありました。
物価が上がっていることや戦争など、コントロールできないことには過剰に目を向けないことが1番です。
ちなみに、ニュースを見ないと社会に取り残されている感覚は無視してOKです。
大きな出来事は自然と耳に入りますし、本当に欲しい情報は自分からピンポイントで取得していく。
自分の場合、テクノロジーや投資など欲しい情報はAIで毎日自動取得を設定し、さらに自分で深く調べるということをやっています。
9. 全てにYesと言うこと
正直、Yesと言う方が楽なんですよね。罪悪感というか不快感を避けられますから。
ただ実際は、YesとNoの重みが全く違うことに気付きました。Noと言えば、一つの選択肢を断るだけ。しかしYesと言えば、他の選択肢にNoと言っていることになります。
Yesを言いすぎると、家族との時間や趣味・ゆっくりする時間などが犠牲になってしまい、さらに周りからは「Yesの人」というレッテルを貼られて次々と頼まれたり誘われたりする悪循環に。
1度Noを言うことで、流れがガラリと変わり、自分主導で生きられるようになります。
他人にNoと言う技術を取り入れてみましょう。
引き算のデザインとしてのミニマリズム
このように引き算することにより、僕が得たものは圧倒的余白です。
ミニマリズムは、「人生を引き算でデザインすること」だと思っています。
エンジニアがコードを見やすく、シンプルにする修正作業のように、人生も修正できます。不要な部分を削除して、大事な箇所だけを残すこと。
もし今「何か足りない感じがする」のであれば、逆に何かを削除してみて欲しいです。
小さな引き算が、大きな変化を生むでしょう。